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現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。
¥1,980
吉岡乾 著 著者はパキスタンとインドの山奥で、ブルシャスキー語をはじめ、話者人口の少ない七つの言語を調査するフィールド言語学者。調査は現地で協力者を探すことに始まり、谷ごとに異なる言語を聞き取り、単語や諺を集め、物語を記録するなど、その過程は地道なものである。現地の過酷な生活環境に心折れそうになりつつも、独り調査を積み重ねてきた著者が、独自のユーモアを交えつつ真摯に綴る、思索に満ちた研究の記録。 【素材・成分】 紙 【生産地】 printed in Japan
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ことばの白地図を歩く
¥1,540
翻訳と魔法のあいだ奈倉有里著シリーズ「あいだで考える」創刊! 不確かな時代を共に生きていくために必要な「自ら考える力」「他者と対話する力」「遠い世界を想像する力」を養う多様な視点を提供する、10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。 * 『ことばの白地図を歩く——翻訳と魔法のあいだ』 ロシア文学の研究者であり翻訳者である著者が、自身の留学体験や文芸翻訳の実例をふまえながら、他言語に身をゆだねる魅力や迷いや醍醐味について語り届ける。「異文化」の概念を解きほぐしながら、読書体験という魔法を翻訳することの奥深さを、読者と一緒に“クエスト方式”で考える。読書の溢れんばかりの喜びに満ちた一冊。(装画:小林マキ) * ※制作中のため、変更の可能性があります。 はじめに 印刷機からのメッセージ 1章 ことばの子供時代 ── 地図をひろげてみる ことばと出会う 宝の地図にひそむ妖怪 ことばの子供時代 目標を考えてみる コラム 占いを味方につける 2章 文化の選びかた ── 地図を歩きはじめる 好きな文化を担っていい エレベーターと換気窓 あなたの防寒はどこから? 故郷の味は自分で選べる コラム ロシアの四季 3章 ほん【ヽヽ】との魔法 ── 森に入っていく 魔法を知る 魔法の分解 魔法使いは、いい詐欺師? コラム 迷信を楽しむ 4章 こいつは四角い関係だ ── 宝箱の見つけかた 目的を見極める 体験を確かめる 連想と喚起力を翻訳する 四角関係の誰になる? コラム 内気な語学のすすめ おわりに 旅のゆく先 翻訳と魔法のあいだをもっと考えるための作品案内 【素材・成分】 紙 【生産地】 Printed in Japan
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世界をめぐる動物園・水族館コンサルタントの想定外な日々
¥1,870
〈概要〉高級ステーキ肉が餌!?ラッコが見られなくなる?生き物はどこからつれてくるの? プロジェクトはいつも想定外、仕事は種種雑多。日本で唯一の動物園・水族館コンサルタントが、その知られざる日常、世界中で出会った生き物、命を支える人たちについて綴ったお仕事エッセイ。 これまで1,000以上の施設をめぐった著者おすすめの動物園・水族館も掲載! 〈目次〉第1章 動物園と水族館をめぐる冒険〜こんなことをしています〜第2章 気がついたら「動物園・水族館コンサルタント」になっていた〜この仕事にたどり着くまで〜第3章 動物園・水族館コンサルタントの仕事は予定通りに進まない〜動物園や水族館をつくるときに大事なこと〜第4章 舞台裏での奔走劇〜生き物を支える人々と裏側の話〜第5章 「アンコール」の声がききたくて〜動物園・水族館が愛される場所であり続けるために〜 〈著者紹介〉田井 基文1979年大阪生まれ。早稲田大学法学部卒。動物園・水族館コンサルタント。動物園写真家(公益社団法人日本写真家協会正会員)。2009年世界で初めての動物園・水族館専門の雑誌『どうぶつのくに』を企画発行人として創刊。以降、日本動物園水族館協会の広報誌やその他各種の専門誌の専任写真家ならびに編集長・発行人を兼任。多くの生物図鑑や関係書籍の制作・出版、各種の動物グッズのプロデュースや監修も手がける。 動物園・水族館コンサルタントとしては、ベルリン動物園・水族館の前統括園長ユルゲン・ランゲ博士をパートナーにazc(Aquarium Zoo Consulting)として2012年から活動。世界中で動物園・水族館の新設やリニューアルなど多くのプロジェクトに携わりながら、国内でもアクアマリンふくしま(福島県)や加茂水族館(山形県)、のいち動物公園(高知県)などでアドバイザーとして活躍中。世界中の動物や自然はもちろん、動物園と水族館を何より愛し、国内外で旅をしながら取材を続けてその魅力を全世界に向けて発信し続けている。 【素材・成分】 紙 【生産地】 日本
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ウガンダ産婦人科体験記 - 日本人産婦人科医師がウガンダで妊娠して感じたこと
¥1,320
文芸社 サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 19cm
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ドイツ人が教えてくれた ストレスを溜めない生き方
¥1,540
概要 生活大国ドイツで見つけた、日々をストレスフリーに生きるための暮らしと考え方の秘訣を、働くこと、休むこと、住まうこと、食べること、装うこと、の5つの側面から紹介したエッセイ。◎ 自分にとっての“心地よさ”に耳を澄ます ◎ むやみに謝罪しない ◎ 日曜は買い物をしない など、今日から始められる方法が満載です! <もくじ>はじめに ドイツ人に学ぶストレスを溜めないための10カ条第1章:働くこと ・休んでばかりに見えるのに、社会が回る不思議 ・感謝の基準と、サービスのレベル ・時間内に成果を出す ・行為の目的を考える ・自分の基準を持ち、優先順位をつける ・効率を求めすぎることの弊害 など第2章:休むこと ・仕事とプライベートの区分け ・年間計画はまず休暇から? ・「お互いさま文化」は社会をしあわせにする ・週末の過ごし方 ・掃除に料理。普通の家事もみんなでやれば団らんに ・日曜日は買物の日にあらず など第3章:住まうこと ・100年前の家に住む ・空っぽのアパートで自分のスタイルを作り上げる ・「住」が大切なドイツ人 ・ドイツ版ヒュッゲ、「ゲミュートリヒ」 ・家での時間の質を向上させるゲミュートリヒな設えとは ・ゲミュートリヒな空間に欠かせないアイテム など第4章:食べること ・朝食は皇帝、昼食は王様、夕食は物乞いのように ・ドイツの食生活を知ることで、思い込みから解放された ・ポイントは食材自体の味の濃さ ・パン・ソーセージ大国ドイツ。カルテスエッセンで、おしゃれなおもてなし ・家族団らんは食後のゲーム ・平日と週末でメリハリのある食生活 など第5章:装うこと ・ドイツへは日本より数段ドレスダウンして ・ファッションが表す合理性? ・求められない女性らしさ、かわいらしさ ・買物は選挙だ ・基準があればファッションを楽しめる ・メイクはマナーではない などおわりに <著者紹介> 久保田由希(くぼた・ゆき)東京都出身。日本女子大学卒業後、出版社勤務を経てフリーライターとなる。2002年にベルリンへ渡りそのまま在住。著書や雑誌、オンラインメディアなどを通して、ベルリンやドイツのライフスタイルを伝えている。著書に『歩いてまわる小さなベルリン』『心がラクになるドイツのシンプル家事』(大和書房)、『かわいいドイツに、会いに行く』(清流出版)ほか多数。 【素材・成分】 紙 【生産地】 日本
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なんで私が中国に!?
¥1,100
出版社:イースト・プレス コミック: 160ページ: 21 x 15 x 1.6 cm 「中国人と一緒にアニメを作ってきなさい! 」 社長のムチャぶりで、たったひとり中国は西安へと旅立ちます。だけど、中国人の想像以上なハチャメチャぶりに、着いたそばからギブアップ寸前! ? ――――と、思いきや、忘れられない出会いがありました。 「トミーさんが大好き! ずっと中国にいてクダサイ! ! 」 なんということでしょう! 中国人は意外に、日本のことが好きだったのでした! <中国の独特な萌え事情もまるわかり! 中国大陸サバイバルコミックエッセイ>
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パリの国連で夢を食う。
¥1,620
出版社:イースト・プレス 単行本(ソフトカバー): 320ページ: 18.8 x 12.8 x 2.4 cm 世界一のお役所の舞台裏は、驚きの連続だった! らららー、わおー、パリの美しさにはしゃぎながら面接をうけ、 約2000倍の倍率を勝ち抜いて、私は国連に転職した。 そこには奇妙な慣行やユニークな職場文化が花開き、 国際色豊かなオフィスにはスーツ、民族衣装、パジャマ姿の人まで。 ガチガチの官僚機構とカオスな組織運営に、ビックリしながらも 愉快な同僚たちや、個性的な生き方をする友人たちに囲まれて、 パリの日々は楽しく過ぎていく。 けれど、ふとした瞬間に我に返る。国連でやりたかったことって何だっけ? 次第に自分の生き方に対する違和感が膨らんでいった。 大切なのは、生涯保障された安定か、それとも……。 新田次郎文学賞を受賞した川内有緒が、 パリと国連での5年半におよぶ自身の体験をユーモラスに描いた、 30代女性のライフストーリー。
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フォトジャーナリストの視点
¥1,650
出版社:雷鳥社 四六判 並製 240P 日本のフォトジャーナリズムで、今一番注目を集めているフォトジャーナリスト・林典子の最新刊にして著者初の実用書日本のフォトジャーナリズムで、今一番注目を集めているフォトジャーナリスト・林典子の最新刊にして著者初の実用書 ―――――――――――――――――――― 日本ではフォトジャーナリズムが不在であるように思う。世界のフォトジャーナリズム業界か ら孤立していると言わざるを得ないのが現状だ。10 年前に語られてきた「フォトジャーナリズ ム論」は、この時代には通用しないと思っている。 この本は、私の「フォトジャーナリズム論」 を主張することを目的にした本ではない。あくまでも一人の人間として、私がどのようにフォトジャーナリズムと関わってきかを紹介したいと思った。そして、フォトジャーナリストを目指すまでの個人的な経験や取材活動をする中で感じてきたことを、これからフォトジャーナリストを目指す人たちと少しでも共有できたらと思った。内容について異論もあるかもしれないが、「こういう考え方もあるのか」と一つの視点だと思っていただけたらと思う。 「フォトジャーナリストの視点」まえがき、より抜粋